全国の商店街が衰退しているなか、三鷹市においても、地域商店街が隆盛を極めた1970年代に42あった商店会も今ではその半分ちかくの29商店会までに減少しています。
三鷹商工会ではこれまで、商店街を構成する個店の強みをブラッシュアップするため、10年続く太陽系ウォークスタンプラリーや日本全国で開催されている三鷹まちゼミ等の様々なイベントとコラボを重ね、三鷹の名産品認定事業であるTAKA-1(タカワン)ブランドの導入などを積極的に行い、商店街の活性化を模索して参りました。
さらにコロナ禍において、
三鷹市内に点在する観光スポットと連携した「地域商店街」としての魅力の再構築や、
デジタルを活用し、三密(密閉・密集・密接)を回避しながら、今後、復活が見込まれるインバウンド(外国人)需要にも対応すること
など、安心・安全を確保しながら商業活動を盛り上げていく必要性が増しています。
そんな中、2021年夏、東京都の商店街デジタル化モデル事業に、感染対策にも効果的な、これからの三鷹の商店街の成長基盤として提案した、デジタルプラットフォーム『三鷹商店会DX化情報基盤システム』立ち上げのチャレンジが認められました。
買う・食べる・遊ぶ・歩く・くつろぐ — 三鷹の 👍 に出会えるアプリ
モデル化事業に採択されたこのプロジェクトは、2021年12月、三鷹の地域情報アプリ「ミィね!mitaka」として、新しいチャレンジを始めました。
目指すのは、お客様や地域住民の利便性と共に安心・安全の提供も可能にするスマート商店会の実現です。
「ミィね!mitaka」が目指していること
- 商店会と各店舗の情報発信を行うことで、販売促進支援につなげること
- 地域の観光資源や各種地域イベントとの連携によって、観光と消費が連携した「地域商店街」としての魅力を再構築していくこと
- 感染対策とインバウンド化を促進すること
まずは2021年12月21日から、「ミィね!mitaka」のアプリ機能を使って、FC東京の協力も得た、市内初の歳末一斉セールイベントデジタル・スタンプラリーを実施いたします。
プロジェクトの立案の際にも念頭に置いた、三鷹市内に点在する魅力的な観光スポットと商店会をつなぎ、地域の魅力をプロデュースしていくという持続可能な目標の実現に向けて、関係する多く立場の多くの皆様と話し合いながら、よりよい選択肢を見つけて進んでいきたいと考えております。